画像サイズや解像度の理解は、Photoshopを扱う上で欠かせない基本知識です。本記事では、初心者が知っておくべき操作から、印刷や出力時に役立つ中級者向けのポイントまで解説します。


🟦 初心者向け:画像サイズの基本と操作方法

1. 画像サイズの変更が必要な場面とは?

  • 使用目的に合わないサイズのとき
  • 印刷やWebに適した大きさにしたいとき

2. サイズ確認の手順

ここでピクセル寸法や解像度(dpi)、ドキュメントサイズが確認できます。

3. 画像を大きくすると画質は上がる?

答えは「No」です。

解像度を上げたりサイズを大きくしても、新たな情報(ピクセル)が生まれるわけではなく、ただ計算上で拡大されるだけです。元の画像がぼやけていれば、拡大しても綺麗にはなりません。

4. キャンバスサイズとの違い


🟧 中級者向け:解像度・印刷・画像形式の実践知識

1. 解像度(dpi)設定の考え方

用途推奨解像度
Web72dpi
印刷(高品質)300dpi

※dpiはドット密度のこと。高解像度ほどプリント時の鮮明度が上がります。

2. サイズ変更の「再サンプル」設定

  • 再サンプル「オン」:ピクセル数を変えて画像を引き伸ばす(画質に影響あり)
  • 再サンプル「オフ」:ピクセル数は変えずに、サイズと解像度のバランスを調整

3. 適切な画像形式で保存する

形式特徴
JPEG軽量・圧縮式、WebやSNS向け(やや画質劣化)
PNG透過背景OK・高画質(やや重い)
PSD編集用のPhotoshop独自形式(レイヤー保持)
TIFF印刷向け・高画質(重い)

4. サイズ変更時の注意点

  • 画像を拡大する際は慎重に:できれば素材の段階で高解像度の画像を使う
  • 印刷目的ならサイズと解像度をセットで調整

✅まとめ:画像サイズと解像度を正しく理解しよう

レベル覚えておくべきこと
初心者サイズ確認とキャンバス操作、基本の保存形式
中級者dpi・印刷サイズ・再サンプル設定の使い分け

この画面で、ピクセル寸法や解像度(dpi)を確認・変更できます。

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